伊東の「普門山(ふもんざん)慈眼寺(じげんじ)」(伊東市湯川)で8月15日、「お寺で語る怪談会」が開催された。今年で3回目を迎えるイベントで、暗い本堂の中、15人の参加者が怪談話に聴き入った。
当日は「犬鳴きトンネル」「淡嶋神社」「竜介(りゅうそう)街道の赤白ボーダーの男」「広島平和記念公園の8時15分の1分間」など、実際に日本にある「怖い場所」にまつわる話が語られた。同会の後にはフルーツも振る舞われた。
同寺は1554年に建立された日蓮(にちれん)宗の寺で、470年以上にわたり伊東の地域と共に歩んできた。現在の住職で37世になる。普段から子どもたちに関わる活動も行っており、お参りや法要だけでなく、「地域の人が気軽に足を運べる場所」を目指しているという。怪談は子どもから大人まで世代を問わず楽しめる夏らしい催しとして始め、毎年開催している。
同寺住職の阿部育修さんは「『お寺ってこんなこともやっているんだ』と思っていただき、寺や地域の人との新しいつながりが生まれるきっかけになれば。450年以上続く寺が昔ながらの役割を守りながら、今の地域に必要な人がつながる場所になっていきたい」と話す。