伊東の「クッキングトマト栽培の会」のメンバーが8月3日、伊東市役所を訪れ、杉本憲也市長に調理用トマト「アイランドルビー」の生産10周年とエコバッグ寄贈を報告した。
アイランドルビーは2016(平成28)年からブランド化に取り組んでいる「伊東市あいら地区産」の調理用トマト。ピンポン玉ほどの大きさで枕型の形が特徴で、一般的なトマトと比べてリコピンを多く含み、加熱することでうまみとコクが増すという。加熱しても変色しにくい特性があり、ジュースやジャムなどの加工品にも使われている。学校給食にも採用されており、トマトジュースとしても人気が高いという。
現在の生産者は12人。高齢化により担い手不足が課題となっている。今年の出荷量は3トンを見込んでいる。10年前と比べて品質が安定してきており、今後はさらなる「収量増」と「糖度の向上」を目指している。
10周年を機に製作した記念の「エコバッグ」を7月17日、市内の小学2年生256人に贈った。エコバッグのデザインは同会の稲葉拓也会長が自ら手がけ、「一目でトマトと分かるシンプルなデザイン」に仕上げた。現在、小学2年生は学校で「野菜の授業」を受けており、アイランドルビーを「若い世代に知ってもらうきっかけをつくりたい」という思いが寄贈の背景にあるという。
稲葉会長は「今はまだ1本の木から1キロの収穫に届いていない。それを上回る収量を目指しながら、糖度もさらに高めていきたい」と意気込む。
杉本市長は「アイランドルビーは『伊東の宝』。給食だけでなく、子ども食堂など地域のさまざまな場面でも使ってもらえたら」と話す。